埼玉県にお住まいのT様が、14年前に別荘として佐久高原に新築されたログハウスです。英語が堪能なT様自らフィンランドのメーカーから直接輸入され、フィンランド人のビルダーが施工も行ったそうです。以前からログの隙間からの雨水や虫の侵入に悩まれていたようで、今回はログの隙間や割れを埋め、腐った部分を補修して、外部の塗装を行うという大規模なメンテナンスを承りました。
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建物概要 場 所:長野県佐久市 工 法:マシンカット(無垢角ログ) 樹 種:ラップランドパイン(フィンランド産) 築年数:14年 用 途:別荘 施 工:弊社以外 |
工事概要 ●汚れ落とし(ヤニ・コケ等を含む) ●腐食部分の補修(部材の交換および埋め木) ●ログの隙間埋め(チンキング) ●ログの割れ埋め(コーキング) ●木部塗装
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施工前 |
施工後 |
汚れ落とし
まずは外壁の汚れ落としから。基本的に汚れはブラシで水洗いすれば落ちますが、左下の写真のようにコケが付いたものは簡単には落ちません。そこで、オスモ社のウッドリバイバーを使って洗浄し、ログエンドはサンダー掛けしました。塗装を施すと右下の写真のようにとても綺麗になりました。
腐食部の補修
長年、紫外線や風雨にさらされてきた木材は、こまめに塗装をしてもどうしても傷む部分が出てきます。一旦腐食が始まると、その部分からどんどん広がっていきます。見た目にはそれほどひどくは見えなかったものの、実際に部材を取り外してみると中身はスカスカで、蟻の巣ができていました。腐った部分を発見したら早目に処置することが大切です。周辺の部材を全て取り替えるのが確実なのですが、その分工事費も高くなってしまいます。今回は腐った部分のみ切除し、防腐塗料を施した上で、新しい木材を貼り合せました。木材は水や害虫に強いヒノキを使いました。
バルコニーを支える柱も外見はそれほど痛んでいるようには見えませんでしたが、叩いてみると「ポクッ、ポクッ」と鈍い音がしました。切断してみると案の定かなり腐食が進行していて、中身は蟻の巣でした。こちらもヒノキに交換し、T様のご要望で方杖を追加しました。見た目にも構造的にもガッチリしました。
外壁も一部剥がれかかっている部分があり、交換しました。
ログの隙間埋め・割れ埋め
ログの隙間埋めにはパーマチンク社のチンキング材を使用しました。チンキング材はログハウスの隙間を埋めるために開発されたシーリング剤で、通常のコーキング剤と比べて木の収縮やねじれにも追従して切れにくい特徴があります。割れ埋めに使用したコーキング剤もログハウス用のもので、こちらも良く伸びる製品です。また乾燥後は塗装もできるので、塗装後はそれほど目立たなくなります。もっとも、チンキングしてあるほうがログハウスらしいという理由で、わざと目立たせる人もいますが、それはお好み次第です。
塗装
最後に木部すべてに塗装を施しました。元の色より少し明るい色にしたので、雰囲気が明るく、建物が若返ったような印象になりました。木材塗料には単に色を着ける役割の他に、防虫・防腐・紫外線防止の役割があります。気象条件等にも拠りますが、3~5年に一度は塗装を行う必要があります。常に紫外線や風雨にさらされている南側外壁やデッキ等は毎年塗装を行ってもやりすぎではありません。マメなメンテナンスがログハウスを長持ちさせ、結果的には維持費を節約することにつながります。
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施工前 |
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