丸太の豪快さ(ポスト&ビーム)と、角材の洗練さ(ティンバーフレーム)を、一つの建物に取り込んだ贅沢で、より完成度の高い新しいログハウスを企画いたしました。
角材(ティンバー)で構成される部分は壁の取り合いのある柱。丸太(P&B)で構成される部分は単独で立つ柱と梁や桁、母屋、棟木となります。
そして『より完成度の高い』と言う所以は「壁の取り合いのある柱」の全てを人工乾燥させているところにあります。そのため柱は割れにくく、狂い難いと言う大きなメリットがあります。

その昔、大工さんが「棟梁」と呼ばれていた時代の日本の家は、自然乾燥させた木と湿式の壁、つまり塗り壁で出来ていました。
柱の太さも殆どが3寸5分角と言われる105mmの角材か4寸角と言われる120mmの角材で芯壁工法(柱の寸法の内内に納める塗り壁)で造りましたから、薄い壁には断熱材も入らず、自然乾燥させた柱は経年変化と共に痩せ、壁と柱には隙間が出来、冬はその隙間から家の中に雪が入り込むと言うことも珍しい事ではありませんでした。

中世の頃、ヨーロッパで産声を上げたティンバーフレーム(ハーフティンバー)の民家は、日本の古民家と同じ造り方で、どちらも寒さの厳しいヨーロッパや日本では大変に暮らし難く、衰退してしまう運命を辿ったのです。その後、ヨーロッパで衰退したハーフティンバーは木材の豊富なカナダに渡り、現在のティンバーフレーム(外壁は全てタイルやレンガで覆ってしまう)となり、日本でも柱の外と中に壁を施し、木材を見せない造り方(大壁工法)となって現在の在来軸組み工法として残っています。

それ程、木と塗り壁の取り合いは難しい部分なのです。
私たち木香館のP&Bはポストの中に壁を差込み、丸太の乾燥に伴う経年変化でポストと塗り壁の縁が切れても、光が差し込んだり隙間風が入り込まない造り方となっていますが、丸太の乾燥に伴うポストと塗り壁の縁の切れる現実からは避けて通ることは出来ません。
これをクリアするためには、丸太を人工乾燥機に入れて乾燥させる必要がありますが、残念ながら丸太を人工乾燥させる事は大変に難しく、人工乾燥させた丸太は見るも無残なほど割れてしまい、とてもP&Bと言うログハウスとして提供できない現実があります。

それでは今回、満を持して発表いたしましたファインLogビームに使われる構造(躯体)についてご説明いたします。建物を支える土台は勿論、イエローシーダーで、柱は7寸角、210mmと言う、ちょっとした家の大黒柱ほどもあり、寒冷地ではご希望により最大で160mm厚と言う断熱材を重鎮することが可能です。そして最大のポイントは、外部や壁の取り合いの無い単独で家を支える柱は、P&Bと同様に豪快な丸太を使っているところです。

そして、ここからが角材だけで造るティンバーと大きく違うところです。
2階を支える梁や桁、そして屋根を支える母屋と棟木は平均口径で270mmΦ〜400mmΦの豪快な丸太で組上げられています。
P&Bの丸太の豪快さと、曲面の美しさはそのまま残し、これまで「丸太の家だから、しょうがないよな・・・」と諦めていた柱と壁の美しさを保つ、良いとこ取りの軸組みログハウス!
それがファイン Log ビームなのです。

選択できる樹種は国産材では木曾の桧と杉、輸入材ではイエローシーダー、レッドシーダーとダグラスファーの5種となります。
その他の仕様はポスト&ビームと何も変わりません。
木香館が自信を持ってお仕立ていたします安心の木の家『ファイン Log ビーム』の夢を
私たちと語り合いましょう。



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